安藤:そのための施策などはどういったものを?
金度亨:「フリージング」の世界観を洗い直すところからはじめました。連載をしていくなかで生まれた設定などもあったので、それを最初から盛り込むような展開に組み直す、といった再構築ですね。ゲームだけのオリジナルキャラクターも追加して、ファンにも新鮮に映るようにしています。ほかにも、2人には2Dキャラクターのディレクションや個別のストーリーもお願いしています。とくに個別ストーリーは、原作の何倍もの量があるので、本当に一緒にゲームを作り上げてくれていると思っています。
安藤:ゲームでは、原作ストーリーのどのぐらいまでを体験できるのでしょう?
林達永:リリース時には15~16巻ぐらいまでのストーリーが収録されていますが、その後も随時追加していく予定です。
安藤:ゲームだけのオリジナルストーリーにも期待が高まっていると思います。実装の予定はいかがですか?
林達永:はい。最近の「フリージング」は格闘マンガとしての色が濃くなっていますが、もともとはキャラクターを好きになってもらいたくてはじめた作品です。ゲームでは彼女たちの個別ストーリーがたくさん入っているので、その部分をぜひ楽しんでいただければと思います。また、シラユキ・ヒメのようなオリジナルキャラクターも登場し、当然ながら彼女たちの物語も盛り込まれていきますよ。
金度亨:いずれはゲームオリジナルのキャラクターを、原作のほうに登場させるといったコラボレーションも実現させられればと思っています。ぜひお楽しみに!
(後編につづく)
後編はコチラ→「フリージング」は「エリア88」の影響を受けている!?