貝畑:『RXN -雷神-』の開発時にそういった柔軟性、時代に合わせていく自由な感覚をチームで共有しようとしている茶谷さんの姿勢を見て、素敵だなと感じました。相反する要素であっても簡単には諦めない。最後までアイデアを出して、落としどころを見つけようとする点は見習わなくちゃいけないと思います。
僕は制約の多かったガラケーからゲーム開発をスタートしたこともあって、「できないことはできない」と、比較的簡単に諦めてしまう傾向があるんです。なので、制約に立ち向かう茶谷さんとガルチのスタッフのクリエイター魂は本当にすごいと思いますし、自分にとっても学びのあることだったと思います。
──今後どんな作品が出てくるのか、新生ガルチの開発タイトルが楽しみです。
貝畑:カヤック自体が、しばらくゲームとその周辺事業が主流になっていくと思います。あとは社長日記にも書かれている「鎌倉資本主義」などもプロジェクトの中心に据えて……カヤックはとにかく新しいことをどんどんやっていく会社なので、もちろん今後もおかしくて新しい事業が増えてくるとは思います。
ただ、ゲームにはとにかく本腰を入れてやっていきますし、そんなカヤック、そして新生ガルチに参加したいという方は、採用情報を見ていただければうれしいです。まず間違いなくゲーム事業のスタッフとして活躍していただけると思うので、ゲームが大好きな方を本気でお待ちしております。
カヤックが掲げる「鎌倉資本主義」について
■これからゲーム業界を目指す人たちへのメッセージ
──最後に、この対談を読んでカヤック、そしてガルチに興味を持った方はもちろん、ゲーム業界に入りたいと思っている人へのアドバイスやメッセージをお願いできますか?
貝畑:「こんなゲームが遊びたい!」という想像力を形にするチャンスです。人生でゲームに注ぎ込んだ時間と情熱と体験と感動を生かして、遊ぶ側から作る側になる。ゲーム人生においてこんなにワクワクすることはありません。ぜひ就職・転職活動も含めた、ゲーム人生を全力で楽しんでください!
茶谷:ゲームの開発がアニメやマンガなどと違うところは、たくさんのスタッフで、得意な分野を分業していくところです。とにかく飛び込んで、得意な業務を見つけてください。実際にトップで活躍し続けていけるのはごく一握りで、ハードルが高く、難しい世界かもしれません。ですが、趣味を活かせるとても素敵な職業なので、思い切って我々に相談してください!