この発表に、会場も大盛り上がりでした!
■梨蘭的大本命! 『サイコブレイク2』プレイレポート
さて、プロレス観戦のレポートはさすがにこのへんにして、いよいよ冒頭でお伝えした『サイコブレイク2』のプレイレポートに参りましょう。
ちなみに、ここからは私の愛が高じすぎて、めっちゃ長文になると思いますが勘弁してください(ウマオさんにもっと写真とか撮影しておいてもらえばよかった……汗)。どうか最後までお読みいただければ!!
ということで本作の試遊ですが、待ち時間はまさかの90分超え。しかし、長い待ち時間を乗り越えた参加者にはなんと約45分の試遊時間が! こんなに遊ばせてもらえるなんて感激です!!
試遊スペースはとっても暗く、雰囲気バツグン。大きな仕切りがある関係で、隣の人も見えない状況のなか、大きなモニターを前にヘッドフォンをつけてのプレイ……こ、怖い……。
試遊版で操作するのは、「セバスチャン・カステヤノス」という名前の男性刑事。前作の主人公である彼が最新作にも登場です!
ちなみに前作では、セバスチャンとその仲間の刑事たちが、精神病院で起こった大量殺人事件の現場に向かったところ、ある人間の精神世界に飲み込まれてしまう……という物語が展開しました。なぜその精神世界に引き込まれたのか、その謎を探りながら進めていくわけですが、その道中でセバスチャンの手記や新聞の記事なんかがアイテムとして回収できました。
そして、これらのアイテムを回収することで語られるセバスチャンの奥さんと娘さんの話が、ものすごく深い謎に包まれていたんですけど、結局、前作ではほとんど明かされずに終わっていたんです(この謎が私を非常に興奮させたもので、当時の自身のブログに熱く書きまとめたものです)。
ネタバレになるので詳細は伏せますが、
・セバスチャンの妻であるマイラは、かつてはセバスチャンと同じ警察官で彼の元・同僚。
・「私は真相に近づきすぎてしまった」という謎の手紙を残している。
といった設定があるんですよ。「え、どういうこと?」って気になりますよね。でも、なんと前作にはちゃんと登場しないんです、このセバスチャンの奥さんは! 本編にはほとんど関わってこない。ある意味、投げっぱなし!!
なんだなんだ? ここら辺はただの裏話的な感じで、そこまで意味はないのかなーって思っていたら、物語の終盤でまさかの出来事が起き、謎がさらに深まることに……。どうなってるんだ『サイコブレイク』!!
当時の私はこの謎がずっとモヤモヤしていたのですが、今回の『サイコブレイク2』では、どうやら私がずっと抱え込んできたこの「モヤモヤの部分」にスポットが当たりそうな雰囲気! これは本当にワクワクが止まりません!!
ふぅ、興奮しすぎて前作のお話しばかりしてしまった(汗)。そろそろ『2』の試遊レポートに戻りましょう。
今回の試遊版のスタート場所は、絵画の立ち並ぶ洋館。セバスチャンはなんの武器も持っていなかったし、エピソード的にはかなり序盤だと思われます。絵画に描かれた目がたまに視点を変えたりして、いちいちドキッとしながら先に進んでいくことに。
『P.T.』や『Layers of Fear』など、怖い絵画の並ぶ洋館が印象的なホラーゲームは過去にもありますが、この『サイコブレイク2』は一見不気味な絵画や写真に、事件解決のカギが仕込まれていたりして要注目なんです。
ちなみに、ホラーゲームとしてのレベルもかなり高い……。洋館の雰囲気と不意に現れる敵や、急に現れる扉などにはかなりビビリました。
これらの要素は前作にもありましたが、アクションシーンやド派手な演出が多かったこともあってか、ホラー要素は私的にはボチボチって印象もあったんです。
なのに! 本作は全体的に静かで冷たい感じが強く、ボタンを押す右手が貧乏ゆすりのように震え、抑えるのに必死でした。つまりは、それだけビビッていたってこと!!
要所を丁寧に見ていくと、さまざまなドッキリポイントにも遭遇できました。鍵がかかっている檻を覗くと、急に生きた人間に助けを求められるのですが、手を貸すヒマもなく遠く暗い奥のほうに連れ去られてしまう演出があったりね。
部屋のつくりもかなり凝っています。真っ暗な奥のほうをじっと見ていると、そこから何か危険な生物が出てくるのではないか……そんな恐怖感を呼び起こさせる感じ。
びくびくしながら進んでいくと、血の跡を発見。たどっていくとその先には、ドアの前にふさがるように倒れている死体、そばには大量の血の海。そして、じっとこちらを見ている目だけが描かれた絵画。
誰しもが「ここ行きたくねえーー」となるような場所がしっかりと用意されていましたよ!!(苦笑)
ちなみに上記の場所は、単純にアイテムを回収するだけ場所であり、ストーリー的には行かなくてもいい場所のようですが……。
初のレポを書かせてもらっているこの私! 『サイコブレイク2』の恐怖をお届けしなくてどうする……そんな気持ちで萎えそうな心を奮い立たせ、問題の血がとびちっている部屋のドアのほうへ進んだわけですよ。はたして、その先に待ち構えているものは……うん、これはぜひ製品版でみんなに味わってほしい。マジでこんなにも「先に進みたくない感覚」を味わったのは久しぶりだよ‼︎ こええよ‼︎‼︎ 思わず叫びたくなるほどでした。
とにかく、すばらしい恐怖演出を味わわせてもらえた45分……最高でした。早く製品版をプレイしたい! と強く思える出来栄え。
ゾンビゲームやホラーゲームをよくプレイする私ですが、『サイコブレイク』のクリーチャーデザインは本当によくできていて、そんなクリーチャーのデザイン一つ一つの理由や謎を解いていくのもおもしろいんです。ここらへんは今回の『サイコブレイク2』にも、おおいに期待したいところです。本作の発売日は10月19日、ぜひ皆さんもこの「精神的にクル」恐怖を体験してみてください。
ああ、やっぱり長くなってしまった……お読みいただいたみなさんに大感謝です!!
はてさて、今回の東京ゲームショウ2017は、e-Sportsの台頭とその最前線で活動している友人たちの活躍、イケメン幼なじみとの再会、ファビュラスな姉妹との遭遇にプロレス観戦、そして大好きな作品での恐怖体験と、本当に充実していました。これは来年のゲームショウが今から楽しみです。
ということで、私にとって初めてのレポート記事はこのへんで。私が感じた興奮をうまくお伝えできたかわかりませんが、最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました‼︎ またシシララTVの実況でお会いしましょう。梨蘭でした!!
テキスト:梨蘭(Riran) さまざまなゲームの実況や動画配信にいそしむゲーマータレント。シシララTVでは「梨蘭のシャドウバース」(毎週木曜日)の生放送でおなじみ。
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