5pb.は週刊ファミ通12月1日号(2016年11月17日発売)において、人気サウンドノベル『かまいたちの夜』を大胆にリメイクした『かまいたちの夜 輪廻彩声』をプレイステーション Vitaで発売することを発表した。2016-11-17 00:00
注目のコメント
前にも別の記事で書いたような覚えがあるんだけど、オリジナルの「かまいたちの夜」の魅力は、あくまでもメインは文章そのものであって、サウンドやグラフィックは、それを支えて想像力を膨らませるためのエッセンスに過ぎなかったことにあった。人物がシルエット表現だったことなども、そのエッセンスのひとつとして有効に作用していた。
物語の内容と、演出のバランスが絶妙だったおかげで、プレイした人たちの心には、自らの想像力で作り上げた物語の世界がいつまでも思い出に残り、その結果、名作としていつまでも印象に深く刻まれる事になったんだと思う。
いわゆる「思い出補正」が強く働いている作品といえる。
今回は、そういった点から大きく外れてしまうことで、現代風のキャラクターグラフィックや、声優によるキャラクターボイス、新しい演出などが話題にはなるだろうが、正直なところ、オリジナル作品のような支持には至らないだろうと予想する。
僕らの『かまいたちの夜 』がリメイクとのこと。これは大変なことになっています。
シルエットをやめてバストアップになるということは、バッドエンド周辺には流血系の一枚絵がいっぱいあるってことなのかな。
ボイスが入ることに関しては『真・かまいたちの夜』でもそんなに違和感はなかったので問題ないと思うけど、他にもいろいろと変更点があるだろうし、中途半端なリメイクではなく本当に“大胆にリメイク”していることを期待したい。
硬派meets萌えの組み合わせも極まった感があります。このくらいしないと目立たないし、ここまでやると別のバリューが生まれとる。
その他のコメント
『人間失格』の表紙を小畑健に描かせたら読者層が拡大したようにラノベっぽく間口を広げる施策には大賛成です。
ただ昔から根強い人気とファンを持つ『かまいたちの夜』なのですから、それこそ小畑健クラスの人気イラストレーターか、作品の雰囲気からかけ離れすぎない絵を描ける人を引っ張って来る必要があったのでは、と思います。
10年前の僕に「これがリメイク版『かまいたちの夜』なんだぜ」とこのスクショを見せても、にわかには信じられないと思う変わりよう。思いきったことするなぁ……いい意味でも悪い意味でも。