セガ・インタラクティブは本日,同社の新たな事業戦略「マルチデバイス×ワンサービス」の説明会を東京都内で開催した。これは同社のアーケードゲームにおけるIPをさまざまなデバイスに最適化し,サービスやコンテンツとして展開するというもの。本稿で具体的な内容をレポートしよう。
注目のコメント
今は、プレイ記録を個々のプレイヤーデータと関連づけて記録するタイプのゲームが、家庭用に限らず、アーケードでも当たり前に様々稼働してますね。
ただ、たしかにそういったタイプのゲームはこれまで、ゲームセンターに行くことがあればそのデータで続きを遊ぶ、でもアーケードはゲームセンターに行かなくては遊べない、遊びたければゲームセンターまでそのたびに通う、という感覚だったかもしれません。
それが、本編と同様のゲーム(一部機能制限版?)をマルチプラットフォームとして他のデバイスでも遊べるとか、また本編以外の要素……遊ぶためのプレイデータの確認やカスタマイズ、またオマケ要素のミニゲームなどを連動させて、いつでも次にアーケードで遊ぶ準備をしたり、またそのデータで遊んだりできる、それがまた本編にフィードバックできる、ということになれば、アーケードに通う動機付けも強くなりそうです。(もちろん、アーケードでしか楽しめないような、アーケードに通う決定的な動機付けとなる要素は欲しいところですが……)
たとえばこれまでにも、実物のカードでデッキなどを作って遊ぶような筐体では、次のプレイのためのカードを用意しては、それがまたゲームセンターまで足を運ぶ動機付けになっていましたが、それがデータ上で出来るようになれば、様々なタイプのゲームで、アーケード市場も含めたそのゲームコンテンツ全体の活性化につながりそうです。
こういう話題になるといつも個人的に思い出すのは、カプコンの「ウォーザード」。
当時のアーケードでは非常に珍しかった経験値による成長を記録できるパスワード制を導入したことに衝撃を受けたものでしたが、思ったほどにはヒットしなかったようだったことと、家庭用への移植が無かったことが残念でした。それももう懐かしい話ですね。
DQ10の『冒険者のおでかけ超便利ツール』は常時ランクインしており実はスマホアプリのヒットタイトル。アーケードゲームも十分こうなれるはず。