セブンナイツ。ヴァルキリーコネクト。プレイヤーが操作に介入する余地が少ないいわば「見てるだけ」のゲームが受けていますね。ここで、プレイヤーに操作させない方が売れるみたいに考えると危ないよ。

厳密には「見ているだけでも楽しい」ゲームが受けている。これってすごいゲームデザインだからね。単純にマニュアルをオートに置き換えていくだけの話ではない。

昔、FFのアクティブタイムバトルを考案した伊藤裕之さんとお仕事した時の話。彼も究極は「見ているだけで楽しいゲーム」を作りたいと言っていました。

他にもガンビットなどシステム考案命と思っていた作り手から、そう言った話が飛び出したのが本当に興味深かった。

見ているだけで楽しかったらそれに越したことはないと。

逆説的に言うと見てるだけではなかなか楽しくならないよ。と言っているようにも聞こえました。

ちょっと前まで（スマホが水没するまで）は、夢中で遊んでいた『セブンナイツ』。戦闘を基本的にオートで進められるから忙しいときでも放置プレイできたし、1カ月欠かさずプレイしていれば必ず1体はセブンナイツ（ゲーム内の最強キャラたち）が入手できるというところも親切。ルビーがめっちゃ手に入りやすいから11連ガチャも結構引けるし、無課金でもたっぷり遊べるところが気に入っていました。
何より、登場人物たちがそれぞれに個性的なスキルや能力を有しているので、自分のお気に入りパーティを考えるのが楽しかったんです。そりゃまあ、ある程度は「強パーティ」のテンプレがありますけど、必ずしもそれに即してなくても、結構勝てたりしました。それって、どのキャラにもそれぞれに長所があって、うまくその個性を引き出せれば十分に強いってことですよね。ここらへんのバランス感覚をずっとキープできるかに注目！