【Jerry Chu】アクションゲームにストーリーは必要不可欠か
香港出身,現在は日本の大学院に籍を置き,ゲームプログラマーを目指しているというJerry Chu氏の不定期連載「ゲームを知る掘る語る」。第8回はid Softwareの名作FPSをテーマに,アクションゲームにおけるストーリーの必要性について考えてみました。
香港出身,現在は日本の大学院に籍を置き,ゲームプログラマーを目指しているというJerry Chu氏の不定期連載「ゲームを知る掘る語る」。第8回はid Softwareの名作FPSをテーマに,アクションゲームにおけるストーリーの必要性について考えてみました。
ストーリーがなくてもアクションゲームは成立する。むしろそれくらいソリッドでシステムドリブンな方が良いかもしれない。一方でストーリーの素晴らしいアクションゲームも多数存在する。
しかしゲームが面白いということが前提で、そこからようやくストーリーが評価されるのは間違いのない事実。ここを本末転倒しなければテーマに応じて入れても入れなくても良いと思っています。
入れない場合はゲーム自体から世界観がにじみ出るようにつくれるか?ということも大事ですね。ストーリーはないがキャラクターが雄弁に勝手に語ってくれる名作ゲームもたくさんあります。
MOONDIVERを四井さんと作った時は通常(1-4とかSTAGE3とか表示される)ステージ名で世界観を語るという手法をとりました。
ストーリー表示時間が長くてテンポを損なうという問題も解決できるし、むしろ少ない文字情報でプレイヤーの脳内妄想を捗らせるという点でも有効な作戦でした。